2014.08.08
「集落×NTT西日本」環境CSRビジネスwith常吉
7月24-25日に京丹後市大宮町常吉で行なわれた、NTT西日本の環境CSRビジネス研修。
今回の研修では「環境CSRビジネスによる新しい利益の創造」をテーマに、各グループごとに地域の方への取材、撮影、ディスカッションを経てアイデアを練り、iPadを用いて編集した映像を使った最終プレゼンを目標としました。
大阪からバスに乗って約3時間。常吉の公民館に、参加者であるNTT西日本の方、地域の方、京都大学の方、京都府職員、京都村スタッフの面々が大集合!全員をシャッフルし、3つのグループに分かれて研修がスタートしました。
同じ会社といってもバラバラの部署からの集まりだったので、皆さんほぼ初対面でしたが、ほのぼのとした雰囲気で自己紹介が始まりました。次にiPadの導入ということで、実際に使ってみて取材の練習。まずはグループにいらっしゃる地域の方へのインタビューから!
導入が一通り終わったところでお昼ごはん。
今回の研修のごはんは、地元のお母さんたちが中心となって活動している「乙女塾」の皆さんの協力のもと用意していただきました。一日目のお昼ごはんは丹後の郷土料理「ばらずし」。
お昼からは、つねよし百貨店の東田氏と275研究所の菱川氏による地域ビジネスの講話を、つねよし百貨店の一角で行いました。
講話が終わったら、いよいよ現地散策です。つねよし百貨店通信配布のお手伝いを兼ねて、集落の方々にインタビューまわりを開始!
集落の移り変わりや、今後こうなったらいいなと思うこと、いま楽しみなこと…など、聞いてみたら答えてくれる常吉の方々。こちらが1聞いてみると10返してくれるような和気あいあいとした雰囲気が印象的でした。
1日目の研修が終わり、近くの温泉で汗を流したあとは、地域の方との交流会。地物で作ったお料理と丹後のお酒などを楽しみながら、みんなで語らう大盛り上がりの夜となりました。
2日目の朝。地元の子ども達とラジオ体操をしてからの朝ごはん。
朝ごはんを食べた後は公民館の近くにある畑で野菜の収穫体験をさせてもらうことに。
着いて早々見せていただいたのが、今朝イノシシにやられたばかりだというスイカの残骸。「こうやって収穫しようと思った日にやられるからガクッときちゃうよね。獣害が無ければもっとたくさん育てたいけど…」というおじいちゃんの言葉に獣害の深刻さを思い知りました。
気を取り直して、スイカ、トウモロコシ、ゴボウ、トマトなどを収穫。野菜を収穫するとみんな笑顔になります。貴重な体験と新鮮なお野菜をありがとうございました!
お昼ごはんはつねよしうどん。常吉にある製麺所さんでつくられたおいしいおうどんを、地物の天ぷらをのっけていただいます。
午後からグループごとに本格的な発表準備にとりかかります。テーマやプレゼン内容、映像編集など、タイトなスケジュールのなか同時進行でドンドン進めていきます。
つねよし百貨店に移動して、いよいよ発表です。地域の方や府の関係者、新聞社の方たちも発表を聞きに集まってくださいました。
3グループとも異なった視点から地域の問題を切り取り、アイデアを展開。どのプランも地域の問題とビジネスがうまくかみ合う内容になっており、短時間にもかかわらず完成度の高いプレゼン内容でした!
最後に参加者全員で記念写真!みなさんのいい笑顔で研修は終わりました。
1泊2日に及ぶ今回の集落×企業の人材開発セミナーは、たくさんの方々の協力のもと行なわれました。関係者のみなさま、本当にありがとうございました。
実際の現地へ赴いて行なわれた「環境CSRビジネスによる新しい利益の創造」をテーマに行なわれた今回の研修。普段の研修ではなかなか得る事のできない体験と達成感が得られました。
何もない過疎の農山村こそ、日本の最先端の場所であり、ビジネスチャンスが眠っていて、可能性が秘められているのかもしれないと感じる事ができたのは大きな収穫ではないでしょうか。
今回のことをふまえ、今後これらの研修プランをパッケージ化し、各地域や企業で展開・継続することができればと思います。
今回のセミナーを映像でまとめました↓ぜひご覧ください!
成果報告書としてまとめられています↓せひご覧ください!
2014.08.08 / 京都村人材開発プログラム