京都村って何?

 京都村とは、都市、企業、行政などとの、協働ビジネス(ゆるやかなお金の流れ)の創出、運用をコーディネートすることで、農山村における千年つづく持続可能なまちづくりを目指すNPOです。

 農村を再生したいが、「公金の投入やボランティアによる支援の効果が長続きしない。」、「イベントの連続でゴールがなく疲れる」などの声に対して、村民と、以下のそれぞれの想い(下図内★)を持つ多様な主体をつなぎ、それぞれの集落らしさを生かした協働ビジネスを創出することで持続的なまちづくりを支援します。

 

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里山保全は都市や全ての人のためでもある。自然と人はつながっている。そして、里山を保全する活動はSDGsに寄与する活動です。

・里山には人が生きるために必要な生き物のつながりがあり、食材等をはぐくむ
・山々は人が間伐等で人がメンテナンスすることで、山に光が入り豊かな生態系を作り出し、結果保水力を高まり、災害リスクを軽減させる。
・さらには、山に光が入ることで下草も豊か茂り、光合成による二酸化炭素(CO 2)吸収量も増えて、地球温暖化対策にもつながります。
・そのような里山から流れる川の水はミネラル分等が豊かとなり、川の生き物、
さらには海の生き物までをも豊かにします。
・緑のある里の風景は、万人の心を癒します。
・里山の生活は、古き先人の人の知恵が詰まっています。教育・文化の伝承地でもあります。

⇒そんな里山も国も守ろうとしています
参考URL:<環境省HP> http://www.env.go.jp/nature/satoyama/top.html

 

京都村(NPO法人いのちの里京都村)は「千年つづく」を大切にしながら、まちづくり活動を続けています。

2年とか3年あるいは10年ぐらい先を目標にするだけでは、「売れる商品をつくり外貨を稼ぐ」とか「観光に力を入れる」とか「受け入れ体制を充実して移住者を増やす」ことに終始し、どうしても対処療法的なまちづくりになりがちです。もちろん、それらの活動は大切ですが、集落がかかえる本質的な課題は解決しません。もっというと、10年ぐらいの視点では本質の課題が見えてこないのです。

本質の課題を語るキーワードは「農業ではなく農村ビジネスによるまちづくり」にあると考えています。ひとつの組織や個人のビジネスにスポットを当てるのではなく、集落の経済(円に頼る経済だけでなく、地産地消や共助など多様なつながり経済)を回すことで、集落の持続可能性(地域自然環境や共同体の豊かさ)を高めることができます。

いっぽうで、まちづくりをすすめるには過疎化・高齢化した集落は人材が不足していることも課題のひとつです。そこで京都村は、集落と集落、集落と都市、企業、行政などとの協働による、農村ビジネスをコーディネートしています。一つひとつの集落と並走しながら活動している京都村にあなたも参加してみませんか。

 

沿革

2009年5月8日
京都府農村振興課と京都府農村会議による企画運営委員会により、
「農村のビジネスづくり」を目的とした研究開始

2010年5月10日
研究の成果として「命の里・農村ビジネス研究会」設置

2010年11月5日
研究会の取り組みの一環として京都府庁内ベンチャー制度に「命の里マーク事業」を提案、京都府の承認獲得

2011年11月17日
命の里マーク事業の効果実証のための社会実験を実施

2012年2月22日
命の里マーク事業の運営母体としてNPO 「いのちの里京都村」設立

 

京都村にあなたも参加してみませんか?

 

京都村参加集落

 

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