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nana_promo志賀郷には、古くから伝わる「志賀の七不思議伝説」があります。その伝説は今日まで脈々と語り継がれ、今なお現存する二つの不思議が神事として残っていま す。33代崇峻天皇の時(590年頃)、丹後の悪鬼を退治された金丸親王 (麻呂子親王(=聖徳太子の弟)と記載する縁起もある) は、里々の神仏のお陰と、志賀の里の五つの神社を厚く敬われました。その子孫金里宰相も五社の神 を厚く信心、千日詣をされました。成就記念に五社に「藤」「茗荷」「竹」「萩」「柿」が植えられ、子孫や都の繁栄、豊作や吉事のために祈願されてきまし た。五社の神の奇瑞や霊験はこの時から始まり、同時に向田の里の大きな松「しずく松」・「ゆるぎ松」にも、雨が降らないのに松葉から雫が落ち、風もないの に松葉が揺らいで、その年の水害や干ばつ、吉凶を示すなど奇瑞と霊験があらわれたということです。室町時代は、「吾雀の里」と呼ばれる”まほろば”。「志 賀の七不思議伝説」は、その頃に生まれた奇瑞と霊験の伝説です。この伝説を観光産業の目玉にするためにできたのが、七不思議伝説の里・志賀郷地域振興協議 会です。七不思議伝説の講座の実施し、伝統芸能伝習機なるものも設置。また地域の歴史の勉強を兼ねた古道復活交流会なども開催しています。PR効果もあ り、七不思議神事ミニツアーには例年の2倍の来場者数を記録。七不思議と合わせたお餅をつくるなど特産品も開発しています。さらなる特産品の開発や販路確 保、地元ボランティアによる支援体制、情報化社会に対応するためのインフラ整備など、まだまだ課題もありますが、志賀郷の人気を担うプロジェクトに発展さ せたいという地域住民の思いが詰まっています。