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「有機農業」「消費者への直接販売」といった言葉は、現在でこそ浸透していますが、井上吉夫さんが米作りを始めた24年前は、有機農法の畑はあっても、田 んぼで有機栽培をしている人はいませんでした。始めたきかっけは、有機栽培の畑で採れたトマトの美味しさ。これを何とか田んぼでもできないだろうか。最初 の5・6年はうまく行かず試行錯誤を繰り返しでしたが、やがて「井上さんちの土は違うなあ、しっとり感が違う。」と、畑に来た農業の仲間が言ってくれるほ どになったそうです。お米へのこだわりは有機栽培だけに尽きず、「ドラマも一緒に売りたい」と思うように。米作りを始めた当初から消費者への直接販売をし て、注文頂いた方には、お米だけでなく「井上吉夫のお米の便り」を一緒に送ってきました。米作りのことはもちろん、小学校、地域のおばあちゃん、お祭りや サンタパレードなど、地域のイベントも一緒に発信することで、この町も含めてファンをつくる。だからこそ、お米を買ってくださる方に、この町のドラマも一 緒にお届けしたいと井上さんは言います。顧客リストは800人ほど。口コミだけで広がり、今では日本全国に井上さんのお米を待ってくれている人がいます。